HOODALHOIDA

ポンヌフの恋人のHOODALHOIDAのレビュー・感想・評価

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)
5.0
あまりの美しさに息がつまって苦しくて仕方がない声にならないそれは涙と震える息となって私の中心を熱く濡らした

もうこの映画は愛の全てを表現し尽くしてしまったのではないか
疾走し泥酔し踊り狂いずぶ濡れになり笑い転げ火と弾を放ち眠り自傷し失踪し嘆き悲しみ引き離され信じ見つめ合い口づけをし抱き合って旅に出る

愛というのはこんなにもぐちゃぐちゃで純粋でこの迷いのないまっすぐな輝きに射抜かれて私は崩れ落ち倒れそうになったので必死で自分の心を抱き締めた
その美しさに跪いた
私の感情の喜びの到達点がそこにあった

「あなたを愛していなかった」
私が一番好きなフレーズ
HOODALHOIDA

HOODALHOIDA