ポンヌフの恋人の作品情報・感想・評価

「ポンヌフの恋人」に投稿された感想・評価

sksk

skskの感想・評価

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高校生が背伸びして観たフランス映画だので、まあ苛烈だなー!みたいな感想しかでてこなかったな。なんでこんな命懸けなんだろ…みたいな。今観たらどう感じるのか、ちょっと楽しみではある。
カラックス作品には必ず途中にストーリーと余り関係ない、兎に角観るものの心を鷲掴みにする「アガる」シーンが必ずあって『汚れた血』のデビッド・ボウイの「モダン・ラヴ」にのってドニ・ラヴァンが失踪するシーン、『ホーリー・モーターズ』ではラヴァンが廃墟か遺跡みたいな場所をアコーディオンを弾きながら歩いてると楽器を持った集団がどこからともなくワラワラと現れて大合奏が始まるシーン。
『ポン・ヌフの恋人』ではやっぱりフランス革命200年祭の花火が埋め尽くす夜空を背景にポンヌフ橋の上で踊る2人。
あのシーンが見れただけでもこの映画は最高です。
ストーリーについてはあんまりアレックス(ドニ・ラヴァン)にもミシェル(ジュリエット・ビノシュ)にも共感出来ず。
ただ全てのシーンが美しく、そして汚れているのに美しい、失恋で傷付き更に失明の危機にある女画学生ミシェルは「作った(映画何だから作ったのは当然ですが)」みたいな現実感のない存在で、ミシェル含めこの映画の全てが不眠症で眠れない男アレックスが見てる「白昼夢」の様にも思えました。
カラックスは当初、悲劇で終わらせるつもりがジュリエット・ビノシュの意見で変わった、あのラストの全てがハッピーエンドの余りにもご都合主義で取ってつけた様な結末も含めて全てがアレックスが見た夢の様だと。
兎に角絵になるシーンだらけで、地下道のミシェルのポスターに火をつけて回るアレックスと燃え上がる何枚ものポスター。
元警備員でパリのあらゆる施設の鍵を持ってて何処にも入り放題の老人(普通に有り得ませんが)と共にミシェルが貸切でルーヴル美術館を見学するシーン等々。

昔、新宿のTSUTAYAが改装前4階か5階がヨーロッパのアート系やカルト映画を置いてあるコーナーでカラックスの「アレックス三部作」のVHSが壁一面にバーッと並べられてたのを思い出しました。

今はなき渋谷シネマライズで鑑賞。
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Wikiみますとこの作品はアレックス三部作のうちの3作目にあたるらしいです


一時的に橋が使われていないところにアレックス(ドニ・ラヴァン)がホームレスとしていました
ある時ミシェル(ジュリエット・ビノシュ)と出会いアレックスと同じ場所にいてるハンスにミシェルを受け入れてくれと話します
反対されながらも条件付きで少しの間だけとのこと

普通ならアレックスやミシェルに注目するんですが、ハンスの過去の話を聞いて響くものがありました
せめてあなただけでもとの気持ちがよく分かる
頑なに反対してたことも納得

終盤ではアレックスとミシェルがどの方向にいってもおかしくないと思えた
運命のいたずらってこういうことかもね
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ドニ・ラヴァン♠アレックス・ヴォーガン
ジュリエット・ビノシュ🔴ミシェル・スタラン
クラウス=ミヒャエル・グリューバー♠ハンス

1回目
shoepexe

shoepexeの感想・評価

4.5
かの有名な花火のシーンが圧巻の一言
Takashi8

Takashi8の感想・評価

4.0
こんなのも良い

初カラックス監督作品
これが映画なのか…って感じ
正直1回観ただけじゃ全然足りない
パリよまどろめ!
私はあの美術館のシーンがかなりきました
あと海辺のシーンも
あと顔を覆うシーン
R

Rの感想・評価

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こんなフランスも素敵。
RyotaI

RyotaIの感想・評価

4.4
アレックスは収容所に収容され、そこには薬で廃人とかしたものばかりだった。フランスのパリにあるポンヌフという橋で彼は生活をするホームレスである。夜は睡眠薬をうたないと寝れない。ある日彼は赤い服を着たホームレスの女性に出会う。彼女は絵描きでスケッチブックを携えており、片目は眼帯をしている。彼女のことを知りたくなったアレックスは彼女の持ち物を調べると、名前はミシェルといい、高級住宅街からの手紙は彼女を呼び寄せるような内容だった。謎の多いミシェルにアレックスはひきこまれてゆく。

40分の殺人シーンから、その4分後の小さくなって道端に寝そべるシーン、その2分後の花火のシーンと、この10分は非常に刺激的だった。

ミシェルはアレックスに対して、「私の話」をすると言い続けていたが、最後まで彼女はその話をしなかった。ミステリアスな雰囲気を携えたまま、映画が終わった。そのラストでは、船の先でアレックスがミシェルを抱き抱えるシーンは『タイタニック』を彷彿させる。『タイタニック』は1997年だから、もしかしたらここから来たのかもしれない。

特典映像に制作秘話を綴ったドキュメンタリー映像が付いている。金銭面などから「呪われた映画」と呼ばれていたようだ。ポンヌフをメインに選んだ作品だが、大都市パリの橋を閉鎖することは非現実的なため、田舎町にパリの街を再現した。騙し絵などを使ったセットはスケールが壮大だった。
自称映画通の人々が好きそうな映画🎬!

このレビューはネタバレを含みます

花火のシーンで「美しき青きドナウ」が流れ始めてジュリエット・ビノシュが走り出すときの顔。
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