ロッド・ダニエル監督作。
エンタメ映画の名人:アイヴァン・ライトマンが製作総指揮を務めた『ベートーベン』(92)の続編で、メインキャストはそのままに、ベートーベンの仔犬たちが新たに登場します。
前作で晴れてニュートン一家のペットとなったセント・バーナード犬のベートーベンに今度は4匹の赤ちゃんが産まれるというストーリーのシリーズ第2弾で、前作の暴れっぷりが嘘のようにすっかりお利口さんになったベートーベンに代わって、本作では4匹の仔犬が画面狭しと動き回ります。
1匹だけでも大変なのに4匹ともなると収拾がつかないくらいてんやわんやで、自由奔放な仔犬たちのお世話に悪戦苦闘するニュートン一家の姿をコミカルに描いています。そして、今回は仔犬を売って一儲けしようとするあくどい女とそのヒモの男が悪役として登場し、仔犬を奪われそうになった一家が一丸となって悪い奴らに立ち向かうという、前作と似た流れのファミリームービーとなっています。
大人のセント・バーナードはオッサン顔のぶちゃいく系ですが、仔犬はとてもキュートで(犬に限らないですが)、揃いも揃って模様が同じお顔や小さい体格の割にたっぷり大容量な前足にメロメロになります。
蛇足)
あの悪党は放っといたら間違いなく死ぬと思う(助けなくていいのだろうか)。