1912年。『女の叫び』の1年後のリメイクでプロットはほぼ同じだけど演出的にも技術的にもかなり進化していて比較すると学びが多い。悪漢が隠れる場所もローアングルも的確。外から覗いているのを同一画面に入れる危機感。鍵穴に弾丸を入れるヨリとヒキ。女優も悲壮感のある美人でキャスティングもうまいし、キスを嫌がっておいて実は喜んでる、みたいな今見たらベタに感じるような芝居もあったり発明が多い。後半のアクション展開も長く感じるけどスリリングな移動撮影。「悪魔は細部に宿る」を演出的にも技術的にも実感する。
https://youtu.be/Jfvc3CZpLH4