ロビンソン

僕だけがいない街のロビンソンのレビュー・感想・評価

僕だけがいない街(2016年製作の映画)
2.9
地上波でやっていてカットされてるとこもあると思うので、ちゃんとした評価じゃなくてすみません
原作、アニメ両方とも知らない状態での評価です

主人公が"リバイバル"という能力で時間が戻り、過去に起きた誘拐事件を防ぐのが大まかな流れ

色々と突っ込みどころはあったけれど終盤までは面白かった
とにかく演技がみんなよかった
藤原竜也さんって色々ネタにされてるけどいい演技だと思います、私は。
子役の子たちはみんな自然な演技!
ミッチーはなんか安心する笑

問題は後半なんですけど、犯人がわかってからの行動が色々と謎
それまでの脚本の丁寧さが一新されます
どうしたんでしょう

元々リバイバルする条件がわからないのはしょうがない(ほんとは説明してほしいけど笑)として、現代に戻るタイミングがわかんない
だからなんであのタイミングなんだー!みたいな笑
主人公の行動が一番の謎です。犯人がわかってから普通あんな行動しないはず

前半が過去パート中心にすごくよかったので、どうまとめるのか気になっていたので残念
ラストも個人的にはあんまり。あの流れでこの終わり方にはしてほしくなかった

あとセリフで色々説明してたのもそんなにいらないかな~
ちょっと説明しすぎだし、感情はセリフがなくても演技でも充分伝わりました
子供時代のシーンで藤原さんの心の声が出ると、見た目とのギャップで笑ってしまったので止めてほしいです笑

ミステリーとしては謎解き要素が薄くて、伏線もあまり回収しきれていないところがあって、ミスリード的なところが弱いのが残念
犯人は結構簡単にわかります
誘拐事件を防ぐのが目的だけど、その過程で悟の人としての成長を描けば、もう少し違った作品になりそう

過去の行動を変えて、悟自身の人間として少し変わった?のが描かれていたのはよかったかな
最初の事故だと友達は誰もお見舞いに来なかったけど、リバイバル後は友達がお見舞いに来てくれてたから
誰からも好かれたいは八方美人で終わってしまって、ほんとに誰かのために行動すれば自分も変わる

どんな些細なことでも、叶わなくてもいいから言葉にしてみる
「言葉って口に出して言ってるうちにほんとになると思う。」から

連ドラのほうが向いてる作品