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僕だけがいない街のromioのレビュー・感想・評価

僕だけがいない街(2016年製作の映画)
1.3
唐突、そして不自然。あまりにも不自然。

原作はめちゃくちゃいい!!
そしてこれはとにかく、そのいいシーンだけを抜き取ったような作品。
ただ、そのシーンのための過去であったりつながりがないものだから、全然そこに感情移入ができないという実写化劇場版にありがちなものに。
内容を知っていなければ、は?というシーンが多いと思うし、知っていれば知っていればで、は?ゴミかよとそれはなるのだけれど。

相変わらず、藤原竜也は違和感しか感じられない役者だし、有村架純も今作では演技下手かよと思ってしまうし。
子供時代にしても、ワンシーンワンシーンがとにかくひどい。
漫画には漫画の良さが、アニメにはアニメの良さ、実写には実写の良さがあるのだから。
周りの人の高い評価に驚く。


自分に足りなかった、一歩を踏み出す勇気。相手に一歩詰め寄る勇気。
それによって築かれた思い出と人間関係。
そのいちばん大切な部分がこの映画のではないのだけれど。
そしてそこに、タイムリープであったり、サスペンスの要素が絶妙にマッチした作品が僕だけがいない街なのに!!

もっと見たいという気持ちもありつつ見事に12話に収められアニメ版の視聴をぜひともおすすめしたい!!
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