ゼロ

僕だけがいない街のゼロのレビュー・感想・評価

僕だけがいない街(2016年製作の映画)
4.0
過去と未来を行き来して未来を変える物語。

人気漫画の映画化ということですが原作は未読なものの、同じ時間が巻き戻る<リバイバル>を映像に上手く落とし込んでいるなと感じました。なぜ、<リバイバル>が起きるのか?は置いておくとして、現在の悲劇を変えるために、過去に戻るという王道のタイムスリップモノでした楽しめました。

出演者は、藤原竜也さんや有村架純さんなど演技力がある俳優をメインに据えて、子役の中川翼さんや鈴木梨央さんが大人顔負けの演技をしてくるので、没入感は高くなっておりました。

表題「僕だけがいない街」のようなラストを迎えており、終盤の展開は時間の都合もあるのか納得のいく展開ではありませんでした。未来を変えたために、避けられない悲劇を手に入れた主人公というのも斬新な気はします。しかし、名役者の藤原竜也さんの演技が観られたので、お腹いっぱいな感じはします。

言葉足らずな部分はありましたが、原作付きの漫画にしては1本の作品としてまとまっている感じがあり、楽しめました。
ゼロ

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