クモ怪人

無伴奏のクモ怪人のレビュー・感想・評価

無伴奏(2016年製作の映画)
3.5
カノンを聴くたびにあのゲスいシーンを思い出してしまうのか…

1969年の仙台には名曲喫茶「無伴奏」が存在した。流れる音楽はクラシックで格調高いが、集う男女はどことなくゲスい。また、竹藪に囲まれた秘密の茶室も存在した。茶室だけど茶道はしない。妖しいオーラが漂っている。

そんな茶室の秘密を暴き立てるのは成海璃子演じる女子学生、響子だ。開けてはいけないパンドラの箱を開けてしまう。また、池松壮亮の青白い裸体やあえぎ声、斎藤工の嫉妬に狂った目つきはそのケのある人には必見だ。

制服廃止闘争や卒業式粉砕よりも、ホラーな茶室の粉砕が先だっ、バッキャローッ!
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