岩嵜修平

さようならの岩嵜修平のレビュー・感想・評価

さようなら(2015年製作の映画)
3.6
完全なるディストピアなんだけど、十二分にあり得る未来ではあって。

全てが本物(CGがない)で出来ているSF作品だからこそ、妙にリアル。

原発どうこうはメッセージ性が強すぎて食傷気味だけど、日本人が難民になることは十分ありえると思うし、そうなった時に海外からの移民にしわ寄せがいくのも、想像できる。

今回のロボット開発者である石黒先生がインタビューで、ロボットが人に置き換わるなんて当たり前じゃないかとお話されていて。クリエイティビティなんてのも、すぐに人間を追い抜く。なぜ、人間が犬や猫のようになってはいけないのか、と。

なので、当たり前のように人型ロボットが家にいることも十分ありえます。
siriやpepperを見れば分かるように、多言語コミュニケーションなんて、すぐに出来るようになるでしょうね。

そんな、ありえる、「日本の未来」を想像するのに、とても良い作品でした。
人物造形も、さすがは深田晃司監督。平田オリザ組。

『ほとりの朔子』も傑作でしたが、今作も素晴らしかったです。

ただ、ロングカットが多過ぎ(とても美しいのですが)て、何回か寝てしまったので、その分、点数マイナス。