信じ難いことに、、ノエ作品の中で暫定最も好きかもしれない…。おかしい…。
体液が3Dで飛び出すと聞いていたからずっとイヤイヤイヤイヤしてたけど、まんまとどっぷり完全に飲み込まれてしまった。マーフィーとは絶対にうまい酒が飲める！！！！でもマーフィーはルクス・エテルナでも映画監督になりたーーい！って言ってたけど、まだなってない…。こういうだらしないところもリアルで憎めん。
雨がずっとぷつぷつぷつぷつ降っていて、それがもう、、、いろいろ思い出さされてしまった。雨音と濡れた道路を走る車の走行音を聞きながら隣りで眠る人間を眺めていたなと。
口から内臓掴まれたようなどろりとした性愛の行き着く先は結局破滅。つらいなぁ、つながっているものが最終的に体だけなんて。ずっとセックスしかしてない。出会った時は、好きな詩や愛について語り合っていたのに、次第にお互いの夢にも無関心で蔑みあって、守り合うはずだったのに壊しあってる。一緒にいるだけで傷つけあうのはつらいな。
閉鎖的な2人の関係性をよく表したように狭くなっていくスクリーンサイズ。入れ替わる過去と今。身から出た錆とか、クズだとか切り捨てるのは容易いが、感情はそんな単純なものではない。愚かだってわかってるんだから、たまにはぐずぐずしたっていいじゃない。
