吉村昭の同名短編小説を原作に、死刑執行に関わる刑務官たちの苦悩や葛藤を通し、命の尊さや本当の幸福を問いかける社会派ドラマ
死刑を執行する刑務官たちの苦悩といった、重たいテーマでヒリヒリとした緊張感もありつつ、抑制された演出で淡々と刑務官と死刑囚の日常生活を描き出すことに徹しているので、死刑制度云々といったような問題提起をするような映画でもありません
とにかく地味な上に、“間”多く使ったりと、全てにおいて多くを語らない為、細かな背景など観客に想像を委ねる要素が非常に多い
だからこそ腑に落ちない部分もあるかもしれませんが、いろいろと考えさせられる作品でした
2021 自宅鑑賞 No.479 GEO