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プラネタリウムのRieのレビュー・感想・評価

プラネタリウム(2016年製作の映画)
3.5
模倣の連続は、後により良くなるものを生んだりする。
余計なものを省き、足りないと思ったものを補うんだからね。
プラネタリウムで言ったら何だろう、天体観測時のように天候場所を気にせず 常に同じコンディションで 好きな季節の星空を眺めることができる事かなあ。映画もそうだ 爽快なハッピーエンドも作られたもの 人の心を動かすことを商業化させたら 真実なんてどうでもよくなるかもしれないよ そんな産業だって存在するのは事実じゃない。
プラネタリウムの星は偽物なんだ。でも美しい。それとバロウズ姉妹と監督を重ね合わせた上でのタイトルだったんだね。

「では何が真に美しいのだろう?」という話になってくる。純粋なものが美しいのか、美しさの裏にあるものは本当は美しくないのか?
懐疑心が渦巻くそんな中、パーティのシーンで超心理学者の彼が放った「懐疑主義の語源はギリシャ語で『精査する者』だ。」がよぎる。

非科学的と否定することは簡単だけど、
「本当にそれが事実であるのか注意深く客観的に立証を求めていく」態度。教授と向き合い真実を知ろうとしたコルベン監督の姿と、霊感のない 野心だらけの美女バロウズ姉の関係性はかなり複雑。

と、こんな事を書いていて 自身頭がおかしくなりそうになったので この作品理解できた人是非とも教えてほしい
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