ろーたす

プラネタリウムのろーたすのレビュー・感想・評価

プラネタリウム(2016年製作の映画)
3.4
人は皆 叶えられなかった夢を心のどこかで悔いている だから映画を撮る。

フィルムを加工すれば造作もなく作り出せる超常現象を実際に映画に収めたい。そんな野心に燃えるプロデューサーと、その期待に応え、信頼を紡いだ妹。
一方で、女優業への野心を抱く姉と彼女を取り巻く映画業界人たち。
本物を求める前者と、本物に魅せる後者。
しかし、後者が生き残るのがこの世界の定石らしい。プラネタリウムというタイトルがなんとも皮肉です。

姉妹2人の美しさだけは本物。
ただ不思議なことに、最初はポートマンに釘付けで、まさに姉妹を批評していた男の「彼女(姉)だけを見ていたい」と同じでしたが、どんどん健気な妹に気持ちが寄って行きました。やっぱりストーリーの影響ですかね。
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