ストローカーエース

イーグル・ジャンプのストローカーエースのレビュー・感想・評価

イーグル・ジャンプ(2016年製作の映画)
2.7
マイケル・エドワーズは英国で競技人口が少ないスキージャンプを選んでオリンピックを目指す。
スキージャンプを始めたのは20歳を過ぎてから。

オリンピックを目指す人々は幼き頃から血の滲むような練習を繰り返し繰り返し行っているに違いない。

私はエドワーズに声援を贈ることが出来ない。
『参加することに意義がある』と言える資格があるのは血の滲む鍛錬をしてきた頂点を目指す人々だけ。少なくともこの映画で描かれるエドワーズにはその資格があるとは思えない。

彼は頂点を目指していない。
ただ、オリンピックに参加したいだけ。

コーチのピアリー(ヒュー・ジャックマン)がエドワーズを諭す。
『このままオリンピックに出場したら皆の笑い者だ。4年後を目指し訓練をしよう!』
しかし、エドワーズはピアリーの言葉を聞かずオリンピックに参加する。
私はピアリーの意見こそがアスリートの本質であるように思える。

本作は実話である。
そして、本作の舞台であるカルガリーオリンピックの4年後にはエドワーズはオリンピックには参加できなかった。それも本作では描かれなかった実話。
つまりはそういうことなんだろう。

Filmarksでまずまずの評価のビデオスルーの本作。
私は乗れない。
エドワーズが山崎邦正に見えた。