ジーサンズ はじめての強盗のskm818のネタバレレビュー・内容・結末

特にむちゃくちゃ面白いということもないが、こういったゆるい映画にモーガン・フリーマンやマイケル・ケインが出ておバカなことをやってるってだけで楽しめる。マット・ディロンも久々に見た。
働いていた会社の都合で年金を打ち切られた高齢者が、年寄りや貧乏人を搾取する銀行から年金を取り戻そうと銀行強盗を目論む話。これがうまくいっちゃうところが映画だが、あの女の子が見逃してくれたのは何故なんだろう。
きっと彼女にも、じいさんたちが強盗したのは何か理由があるからだってのが勘でわかってたのね。孫の写真をあしらった時計をしているじい様が悪いやつであるはずはないと彼女にはわかったのだろう。彼らが万引きしたスーパーの支配人もけっこうゆるいし(立場上咎めるが、まーしょうがないという感じで許してくれる)、ダイナーのおばちゃん店員なんかも薄々気づいたと思うんだよな。あのチップ額！ でもなんとなく皆受け入れていて、むしろ痛快だと思ってるんじゃないかなー。銀行のやり口には皆うんざりしている。
アルにモーションかけてくるスーパー店員のアニーや、ジョーの元娘婿のマーフィー、マーフィーの紹介で彼らに銀行強盗指南するペット店のへスース、お達者クラブのボケ会長ミルトンなど、脇のキャラもいい感じ。ミルトン何処かで見た顔だよなーと思ったら、ドクやんけ。ドクがボケ老人に！
強盗も万引きも迷惑なことではあるのだが、こういう映画だと許してしまえるなあ。あのえらそーな銀行員いい気味だ。