面白かった…
でも、なんだろう。
心からスッキリしないこの感じ。
一生懸命に働いてきたのに、ささやかな未来でさえも奪われそうになる3人のおじいちゃん。
演じるのは、誰もが認める名優。
マイケル・ケイン。
モーガン・フリーマン。
アラン・アーキン。
怒りも分かるし…
それしかない事も分かってる。
それでも、「これでいいのかな?」っていう思いが最後まで消えなかった。
こんな事を考える映画じゃないんだろうけど…
彼等以外にも、そういう目にあっている人達はいっぱいいる訳で。
救われない人を考えてしまったんです。
計画が動き出してからも、もちろん楽しさもあったけど…そうせざるを得ない悲しさを感じてしまいました。
「ダニエル・ブレイク」を観たからかな…
それもこれもみんな演技が上手すぎるからだよ!もう!
笑わせておきながら、うっすらと見える陰。
それでいて、自然体なんだから…
たまらないな。
これは、もう積み重ねた年輪でしか出せないものですね。
何気に出てくるクリストファー・ロイドの味わい。
アン・マーグレットのおきゃんな輝きも年をとろうが失われていない。
そして、マット・ディロン!
久しぶりに観たけど、こんなコメディ的な作品もしっかりこなせる彼は未来のジーサンズ予備軍ですね。
気の利いた音楽。
ピリリとブラックさの効いた粋な笑い。
頭をリセットしてから、いつかもう一度観てみたいな。
次は、素直に楽しみたい〜(^◇^;)