広島カップ

ジーサンズ はじめての強盗の広島カップのレビュー・感想・評価

4.0
円熟した主役の老優三人の競演を観ているだけで幸せな気分になれます。
敬老の日にはマストな一本の誕生ですね。
老人三人が銀行強盗を企てる物語。

三人とはマイケル・ケイン(83才)、アラン・アーキン(82才)、モーガン・フリーマン(79才)。(年齢は出演当時)

「お前、あと何年生きる?」とお互いに聞き合う会話にユーモアも加味しながらも老人としての覚悟が漂いますが、静かな落着きも感じさせて来るのが流石です。
強盗決行前夜に家のテレビで『狼たちの午後』(1975)観ているなんていいではないですか。しかもアランは観ながら疲れて寝ちゃってるのには笑っちゃいます。
コミカルな味が自然と出て来ているのですね。
きっと楽屋でお互いに「お前、あと何本出る?」なんて会話もあったかも?笑

彼等に加えて今老優の注目はクリストファー・プラマー(89才)。
『ゲティ家の身代金』公開が待ち遠しい。
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