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ジーサンズ はじめての強盗のhitomiのレビュー・感想・評価

3.5
おもしろかった〜〜!!!ジーサンズ最高!笑

色んな人が言ってることで当たり前だけど、強盗はしちゃダメ。でも彼らがなぜ強盗をしようとしたのか、しなくてはならなかったのか、という文脈が分かればフィクションとしてこの作品は全く問題ない。誰にでも分かりやすく描かれていた。
カンヌで是枝監督の「万引き家族」がパルムドールを受賞しましたけど、まさか「日本人みんなが万引きをしているみたいじゃないか!」っていう批評が出るとは思ってなかった笑
そもそも論になるけど、フィクションとノンフィクションは全く系統の違う作品だし、それくらい観ていて区別つくよね、、?その判断が難しかったりあまりにも過激なものにはR指定がつくわけだし。なんでもかんでも作っちゃダメって規制すりゃいいってもんじゃない。この作品ではそういう批判はないみたいだけど。
若いうちに問題作と言われる作品を観て、大人の力を借りながら、なぜこれが問題作と言われるのか、問題はなんなのか、ってことを考えることって大切だと思うし、実社会を知るきっかけにもなると思う。

あともう1つ言いたいこと。人生破茶滅茶に楽しむ系の映画って、主人公ほとんど男性ばかりですよね。わたしは大学でジェンダー論を研究していたのでその辺の事情に敏感になりがちなんですが、ああ残念だなあって思う。
女性が悪いことにも手を出しながら人生を謳歌して「かっこいい!」って言わせるような作品ってほんとに少ない。現実世界でそれができる人って本当に少ないんだなあって思わされます。
今回の作品の中でも、あくまでも女性は脇役。

みんながやっすいレストランで食事しているシーンはちょっと切なかったなあ、自分の祖父が病気でボケてきているので個人的にそういうシーンがグサッと刺さる、、、


なんだか言いたいことがたくさんあるけど、めちゃくちゃ楽しくて深い作品でした。