八木

メカニック ワールドミッションの八木のレビュー・感想・評価

3.0
オーディナリーステイサム。前作が度の超えたプロ意識の殺し屋(が人間味を持つところ)紹介映画だったのに対し、今作は「こういう殺し方どうですか」映画に変更。監督もサイモン・ウェストから変わってるやん。しかしまあ、『3人目が大変殺すのに骨が折れる』んだったら前の二人を先に殺させるなよとか、ラスボス戦でせっかくマーダーステイサムチャンスを得たラスボスが棒もって叩きに行くところなんか超馬鹿に見えたりとか、わりと派手目な気になるところも数か所あった。
なにより前作で「あ、この殺し屋こういうこだわり持ってる人なのね」という発見ステイサムを楽しむ機能があったのに対して、今回そういう人物の掘り下げは薄かったなあ。屋上プールの暗殺は楽しかったですけどね。今回暗殺の動機が「この映画のために急きょ惚れていただきました」感が爆発している女を救う、というのはご愛敬ステイサム。
八木

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