1920年代のニューヨークを舞台に、名編集者と実在の作家トマス・ウルフとの友情を描いたドラマ映画。
2022年110本目。
トマス・ウルフという方に関しては全く情報がない状態での鑑賞でした。1作でも著作に触れていたらもう少し違う楽しみ方もできたかなと思いますが、事前に知っておくことが必須というタイプの作品ではないです。
恥ずかしながら編集者という仕事がこんなに作家の著作に介入する役割を担うということを全く知らなくて、まずはそのことに驚きました。これは衝突も起きるわと思わざるを得ないくらい深く関わっています。何かにつけて共同で作業をすればその中で誰が特に能力を発揮したのかという点は世間から注目されるところで、それが原因となった擦れ違い、放り出された奥さんの葛藤など王道ですが人間らしいドラマが展開されています。
やはり男の友情は美しいと思わせてくれるラストも良かったです。