叡福寺清子

ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気の叡福寺清子のレビュー・感想・評価

3.8
私はいわゆる保守派で日本の核保有を支持するタカ派である.一般的にそーゆー人らは同性愛に対して厳しい意見を持つイメージがあるだろう.少なくとも私には偏見ないよ,ってか古来日本人は同性愛に大らかなわけでして.そこにヲタクという属性が付与されちゃうともうさ,なんでもいいじゃんか,好きになった人と付き合っちゃえば・・・である.
なので行政府公開委員会の役員が申請却下の理由を色々と言ってるのがバカらしくて,後半憐れになってきた.例えば承認したら偽装パートナーが増えるって言い訳なんて,んじゃ偽装結婚は無いのか?って脊髄反射レベルで反論できる.結局は彼らにとって不愉快で心情的に受け入れられなかっただけである.委員会でもずっと気まずい表情だったのは,理性のどこかでは受理できない理由はないと判ってるからだろう.
心情的といえば,ジュリアン・ムーアの癌患者リアルだった.かーちゃんがあんな感じだったわ,ホント.
にしても年の差カップル感がすごかったんだけど.しかもペイジが演じたステイシーが「妻だ・・・」って発言してて『オマエが旦那かい!』って突っ込んでしまった.ペイジ本人がプロデューサーになるほど製作したかった作品なのは理解できるけど,そこはもうちょっとステイシーに似せたキャスティングにすべきだった気がする.あれじゃ親子だよ.
キャスティングといえば本作のマイケル・シャノンはかなりいい.すごい自然体な感じだった.普段癖が強い役柄多いからそう感じただけかもしれんが.