ミク

ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気のミクのレビュー・感想・評価

3.0
少数派はどう頑張って足掻こうが少数派に変わりはないから、いかにアライ(当事者ではないが、マイノリティの考えを理解する支援者)の存在が大きいか改めて感じた。

ローレルは同性婚のために戦ったのではなく、ただただ"平等"に扱ってほしいという当たり前の権利を主張し続けたのが印象的。どうして行政は財政を理由に人権侵害するのか全く理解できない。第1人者が成し得た栄光は素晴らしくローレル本人もまさか、ジュリアン・ムーアが演じてくれていると知ったら最高に嬉しいだろうなー!

先月10年ぶりに広辞苑改訂新版が発売され、LGBTが「多数派とは異なる性的指向を持つ人々」と定義され絶句。"結婚"や"恋愛"も男女間と書かれている価値観を持つ日本で、同性婚が全国で認められるのは遠い将来にならないよう、喝入れねばです。

ゲイ映画は暗いのばっかりで、明るいポップなのも観たいという希望を持っての星3つ!
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