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ビリー・リンの永遠の一日のMOEのレビュー・感想・評価

ビリー・リンの永遠の一日(2016年製作の映画)
3.7
評価や感想が難しい映画。自分には全く馴染みがないから理解が難しいけれど、実際に現実に起きている事であって、決して他人事では無い。

兵士は、英雄なのか?理想なのか?
主人公の導き出した答えは、本人にしか分からない。兵士でいることは、彼の人生なのだから。

華やかに思えるハーフタイムショーも、兵士達からすれば、ただの虚しさと偽りの塊。盛り上がる観客達と、兵士の間に深く存在するギャップが苦しい。

クリステン・スチュワート演じる姉と主人公の関係性が凄く良かったです。多く二人のシーンがある訳ではないけれど、この二人がどういう過去を抱えて、どんな感情を抱いてお互いに接しているか、ということが凄く伝わって来ました。特に、ラストの二人のシーン。感情が溢れ出ながらも、弟の意思を尊重するところが素晴らしかったです。

余談ですが、ハーフタイムショーのシーンのデスティニーズ・チャイルドの映し方が絶妙に上手かったです笑
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