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処女が見たの3104のレビュー・感想・評価

処女が見た(1966年製作の映画)
3.6
1966年公開。
大映末期を感じさせるキャストの移り変わりとその少なさ。
その分、シンプルに物語を楽しむことができるという見方もあるが。

初めて観たエレキのコンサート(イベント名は「エレキの祭典」)で、その衝撃から頬を紅潮させるあやや。
あの表情(痴態とも言おう)を浮かべた時点から、彼女の行く末~墜ちる道~は決まっていたのであろう。
そしてその「道」に引きずり込むのは若山富三郎。破戒坊主ぶりがとても似合い、そして何より憎らしい。

今作のあややは尼僧コスプレ。
抑えきれない「欲」が服の間から匂い立つかのような姿はとても艶めかしい。
年代的に多少古いか?と思われたモノクロ画像が彼女の美しさを引き立てるばかりでなく、古風な筋立てや「空間」の多い絵作りにもマッチしていたように思う。

大映移籍初出演作となる安田道代が今作のキーパーソン。前半はどこか演技も存在感も頼りなさげだが、後半でグッと頼もしくそして格好良くなる。