サンチョーメノマガリカド星人

フォエバー・フレンズのサンチョーメノマガリカド星人のレビュー・感想・評価

フォエバー・フレンズ(1988年製作の映画)
3.4
11歳。海岸で出会ったCCとヒラリー。生きる道が異なる2人は文通で友情を育む。そして抑圧的な実家に耐えきれなくなったヒラリーがNYに出てきたことから同居が始まる。

文通、同居、離れてまた文通。先日観た、幼少期に別れ人生の節目節目に再会する「糸」もそうだが、人の親密さと物理的なディスタンスには色々なカタチがあるんだなと感心した。「糸」とは違い本作は、女性同士の友情がテーマ。仲良くしてるときと、互いの生き方に嫉妬して喧嘩してるときが半々のような印象だったけど(苦笑)。醜さすらさらけ出して本気でぶつかり合える友がいるっていうのは、自分の周囲を見渡してみてもなんだか羨ましかったり(え)。

しかし、医者と結婚しようとしてあっさり捨てたり、思うがままに感情を行動に表すCCにはあんまり共感できなかったな。

ポール・マッカートニーが「kiss on the bottom」でカバーしている「The Glory of Love」が作品のキーになっていてこの曲がさらに好きになった。