まさかこの年の暮れにこんな傑作が上映されるなんて！
上映館数は少ないけど、遠出すれば観られる環境にある人は、絶対に劇場で観るべき。
ドント・ブリーズ(息も出来ない)とは上手く言ったもので、上映中こちらも息が出来ないほどのめりこむ。握った手に、汗が滲むのを感じる。
私が鑑賞した際は、劇場全体が息を飲むのが分かるほど。この一体感は劇場ならでは。
「ま、牛丼屋で牛丼でも頼んだるわ～」て思ったら牛肉はA5等級でオマケに赤ダシの味噌汁まで付いてきた、といった内容で、期待値を余裕で越えてくる。二転三転する展開に、しつこいという評価を下す人がいるのも理解は出来るが私は超贅沢な満腹コースを堪能出来た、と感じた。
セリフやカメラワークで幾つも散りばめられた伏線もキッチリ回収している。ここらでただのB級ホラーとは一線を画すのが分かる。
ホラーは苦手…という人も是非観てほしい。ドキドキはするけど、それほど怖くはない(ハズ)
PG12だし、目安としてはsawが観られるなら問題ないと思われる。この傑作を、「怖そうだから」という理由で観ないのは非常に勿体ない。
まさかの今年の洋画3位入り。2016年を傑作で締めくくることが出来て大満足。
