ぬーたん

ドント・ブリーズのぬーたんのレビュー・感想・評価

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)
3.5
ホラーが苦手。
夜中にトイレ行けなくなっちゃうし、悪夢にうなされ叫んで舌噛んでしまいそうだし!
なのに。
観ちゃいました…だって『アバター』の大佐が盲目の老人役って聞いたもんだから。

怖かった。
いきなりのワンコでキャーとなり、老人の迫力にビビリましたの。
盲目の老人はスティーヴン・ラング。
素晴らしい筋肉の体でお年を感じさせない俊敏な動き。
元軍人で、大佐同様、お強いですっ。
アレックスはディラン・ミネット。
恋心を利用され悪に加担させられた可哀想な男の子。
ドラマ『スキャンダル』でも大統領の息子で可哀想な役だった。
最後まで頑張るロッキーはジェーン・レヴィ。
迫真の演技にドキドキした。

オードリーの『暗くなるまで待って』を思い出す。
暗闇では盲人が優位。
いつも暗闇だから。
見えない分、聴覚と嗅覚に鋭くなっているし、息をする音すら捉えてしまう。

ホラーは苦手だが、先が見たくて引き込まれた。
画面が暗いので、部屋も暗くしないと良く見えず、真っ暗な部屋で一人で観ていて、もう怖いの何の!
息を止めて観ていたらしく、苦しくなるわ。
途中、トイレに行くわ。
でも。
面白かった~。
カメラやストップモーション。
部屋の雰囲気や入り組んだ狭い通路。
街の寂れた不気味な景色。
ラストも良かった。
エンドクレジットもお洒落だった。
怖いけど、作品として良く出来ていた。
やっぱ、スティーヴン・ラング、凄かった!
当分、ホラーはいいけどね。
ぬーたん

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