Yoko

ドント・ブリーズのYokoのレビュー・感想・評価

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)
3.6
デトロイトで強盗に勤しむ若者三人、今度は盲目の老人宅に押しかけるが…。


「20年に一本の恐怖の作品」という日本語版ポスターの煽り文句に誘われ観た。
筋立てはかなりスリリングでテンポもとても良く、タブーの侵犯のえぐさっぷりもあって楽しめた。
特に良かった点は、『パラノーマル・アクティビティ』にみられるような「サプライズありきの恐怖演出」に頼らなかったこと。
ある動物の登場を最初見た時には、「その路線で行ってしまうのか…」とゲンナリしてしまったが、いい意味で裏切られた。
雰囲気は本当に良かった。

しかし、あまりにも急ぎ足で展開を進めている感じも否めず、「恐怖」を煽られたかと言えば微妙。
あまりにもスピーディなのでアドベンチャーを楽しむ気分になってしまい、ところどころギャグになっていたところもある。
これは別に悪いことではないが、今作の空気感をないがしろにしているような早さでもあったので、欲を言えばちょっとした間があると良かった。
『バイオハザード7』ってこんな感じなんでしょうかね?
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