チッコーネ

提報者 ES細胞捏造事件のチッコーネのレビュー・感想・評価

提報者 ES細胞捏造事件(2014年製作の映画)
2.5
前半には実話ベースの社会派映画ならでは、といった勢いがあり、ワクワクした。
薄くグレーがかった色調のクリアな画面も落ち着きがあって良い、クローズアップの対話カットバックが多い撮影も、印象に残った。
ただ後半にMBCと『PD手帳』(いずれも作品内では改名されている)のプロバカンダか無条件礼賛のような演出が目立ってきて、鼻白む。
似非科学者は資格を剥奪/追放されて然るべきだが、民営放送番組である以上、似非ジャーナリズムが生まれる可能性も多分。
例え映画でも、必要以上の偶像化は不要だ。