イチロヲ

はみ出しスクール水着のイチロヲのレビュー・感想・評価

はみ出しスクール水着(1986年製作の映画)
3.5
シンクロナイズドスイミングに励んでいる女子高生(清里めぐみ)が、権力で伸し上がろうとするライバル生徒(森田水絵)と対峙する。女子水泳部のドタバタ喜劇を描いている、日活ロマンポルノ。獅子プロダクション製作。主演女優は、後の滝田夫人。

若手女優の張りのあるボディを拝むための純然たるエロ・コメディ。一応のところ、スポ根要素があるけれど、別人による吹き替えを使用しているため、脱力感と違和感が強い。荒唐無稽な作風でテキトーに笑い飛ばす方向に振り切っている。

主人公の父親(螢雪次朗)が公衆浴場の番台をしており、まるでピンキャバのような口上で、風呂場を盛り上げてくるシーンが抱腹絶倒。浴場の壁面に下手っぴなドラえもん、パーマン、エリマキトカゲが描かれているところに時代を感じる。

「シンクロやフィギュアスケートをエロ目線で見てはいけない」という風潮に対して、一家言ある人に打ってつけの作品。ただし、紺色のスタンダードなスクール水着はあまり登場しないので、そちらにフェティシズムがある人は要注意。
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