バーチィ

フェームのバーチィのレビュー・感想・評価

フェーム(1980年製作の映画)
5.0
忘れられない映画のレビューです。

80年代の初まりの頃の作品です。
日本は、昭和アイドル全盛期の時代です。
衝撃でした!音楽、ダンス 、ショービジネスのレベルの高さを実感した作品です。

あえて無名の役者のキャスティング。それもアラン パーカーだから。パワフルなアイリーン キャラの主題歌は、日本でもカバーされヒットしました。もう一つ、彼女が歌うピアノの弾き語りの方が心を打ちます。

リロイという、貧困の黒人ダンサーが、オーディションでついでに受けたんですが、非常識な
セクシーダンスで見事に堅い先生方に才能を見出され合格するシーン大好きです。

主人公というより、個性的なキャラが数人という設定は、今はアメドラや映画で普通ですが、アラン パーカーが先駆けだったかも。

芸術学校のランチシーン、1人がリズムを打ち出すと、才能のエネルが湧き出し奏でたりノリノリのダンスシーンは、圧巻です。

ミュージカルだけと、貧困と教育格差、依存する母、ポルノの勧誘など、社会派の監督ならではの視点もあったミーユジカル映画でした。

今の日本のショービジネスが、やっとこの時代に近づいたのかもしれないです。
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