シュークリムオ

クリーピー 偽りの隣人のシュークリムオのレビュー・感想・評価

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)
2.2
俳優の人選も雰囲気も抜群に良い。あ、人選に関しては好みの問題だが…。もう少し、あと少しといったZARD状態。まぁ「お父さんじゃありません」という台詞を聞くまでに1時間である。ここに欠点があるだろう。じゃあ残り1時間でどう収束していくか、いや時間的に無理があった。西島さんと竹内結子の夫婦事情の説明、川口春奈の扱いの中途半端さ、なんか気になる東出昌大の存在、隣人香川照之の最終的な正体とその強さ異様さの説明、娘の女の子の精神状態などなど、残念ながらちゃんと描かれていることが少なかった。どれももう少し描いてほしかったな。アイテムの薬の存在も微妙。結局は香川照之の悪行は薬のおかげかのように見えたのが残念。精神的に相手を支配できることで怖さが増すのに、薬の存在のせいで薄れてしまった。ラストの娘の女の子の笑いと、竹内結子の叫びはとても良かった。