でしょうかな

クリーピー 偽りの隣人のでしょうかなのレビュー・感想・評価

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)
3.2
ある事件がきっかけで刑事を辞め、犯罪心理学の大学教授となった高倉は、引っ越した先の隣人・西野を不審に思う。それとは別に、元部下の刑事・野上が、6年前の日野市一家失踪事件について再調査を高倉に持ちかける。

上映時間の関係もあるのだろうが、原作から大きく改変されている。そして、あまり好みではなかった。
前半はわりと良かった。現実にもありそうな不安をかきたてられたし、改変も上映時間を考慮すれば上手い具合にできていたと思う。
問題は後半。西野家の内部が出てくるが、どこから調達したのかというものが多数出てくる。途中までリアルな恐怖を期待していたが、ここでずっこけた。話術で支配するのが肝だろうに、こんなものがあるなら何でもありではないか。そして、以降の登場人物の行動にも疑問符がつくものが多く、なんだか白けてしまった。
よかった点は、西野役の香川照之。高倉も人の心が無いと言われていたが、西野はもうなんか、宇宙人みたいである。いっそのこと、本当に宇宙人でもよかったのではないか。それと、結末は嫌いでない。

北九州監禁殺人事件や尼崎事件がモデルと思われる。
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