侑菜

すれ違いのダイアリーズの侑菜のレビュー・感想・評価

すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)
3.6

「最高の“すれ違い”が、
  最高の“しあわせ”をくれる。」

ソーンは電気も水道も通っておらず、携帯電話も圏外になるような奥地の水上学校に新任教師として赴任する。
元気いっぱいの子供たちに振り回されながらも多忙な日々を送っていた彼はある日、一冊のノートを発見する。
それは前任教師エーンが自身の心の内をつづった日記帳で……。

水上学校、馴染みの無いものに始めはこんなところ…と思ったが、子供たちが集まり、笑顔で過ごすところを見ると急に素敵な場所に見えてくる。
そしてそこに来る教師、同じ場所で別の時間を過ごす2人、出会ったこともない相手だけど、同じ悩みを抱え、相手の言葉に励まされ、引かれ合う。
遠くの相手の幸せを祈る切なさ…
素敵な映画でした。
そして、昔、卒業式の日に校舎に残した落書きを思い出した。
侑菜

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