やっっっっっと観れました。
いつもならやれ作り手の意図やら何やら頭でっかちになってしまいがちだけれど(まあそれが楽しいんだけれど)、これは後半30分そういうものが全然頭に入って来ないくらいずるずるに泣いた。これまで観た映画の中で一二を争うぐらいに泣いた。
親不孝な自分を登場人物に重ねて居たたまれなくなって泣いて、でも皆んなそうなのかなって思いはじめたら、結局ぐずぐず泣いてるそんな自分が可愛いくて仕方ない、みたいな甘ったれた気持ちになった。
小説家の男と吃音の女、
二酸化炭素が分からない父親とお受験をする息子、
死後の世界と対話ができる宗教、
言葉と知識、
その無力さと偉大さ。
鳴っている電話に出ないということ。
そして何より、髪が伸びるということ。(号泣)