あれ?予想よりよかったな。
キャストが好きな人が多いからとりあえず借りたけど、寝落ちするようなもっとボンヤリした内容なんだと思っていました。
勝手にひどい予想してごめんなさい監督(笑)
本木雅弘の演技がとてもよかった。
最初はただのクズ男だなって感じなんだけど、妻がいなくなって知り合った妻の友人の父子たちと関係を持ち始めてからどんどん人間らしさが出てきて、それでも心の内はなかなか明かさないんだけど、溢れてくる鬱憤とか、どうしていいかわからない感情のもて甘し加減とか、そういうものがよく現れていた。
↑一気に語ってみた。ふぅ(笑)
中学生のお兄ちゃんと幼い妹とのやりとりもすごく自然な演技に見えました。モックンてこんな感じで子育てしたのかなって錯覚するくらい自然に。
灯ちゃん、かわいかった…(*´﹀`*)
受験と母を亡くしてのしかかる家の事との狭間で、バスでの“疲れた”の一言を発したお兄ちゃん。可哀想でションボリしてしまいました…。
悲しみの感情を惜しげもなく露にする竹原ピストルのお父さん役もリアルにいそう。
見た目の怖さからいつかキレるんじゃないかとヒヤヒヤしましたw
でも優しいお父さんです。
池松君の出番が少なくてとてもとても残念でしたが、湖で本木雅弘を引きずり水を飲ませるシーン、大好きですwwこの映画の一番の満足シーンでした(笑)
それにしても、モヤっとポイントは後から見つけた妻のスマホに残っていたメッセージの下書き……。
あれの真相は………?
結局この夫婦は一体なんだったのかな?そこには何か暖かいものはあったのかな?
残された者の日常は、淡々と日々すぎていくんですね。
最後は不思議な余韻を残す作品でした。