永い言い訳のkoideshiのレビュー・感想・評価

妻を亡くした小説家の夫、“幸夫”。軽薄さと悲哀に満ちた演技を魅せる本木雅弘さんが本当に素晴らしく、脇を固める俳優陣、子役の子たちも本当に最高でした！中盤知らされる“幸夫”にとっては予想外のある真実、後半にかけて登場人物たちが語る言葉の数々にはハッとさせられました。自分の事を大切に思ってくれている人達を果たして自分はそれ以上に大切に思えているだろうか、そんなことをふと問い直させてくれるとても大切な作品になりました。主人公の名前が“幸夫”というのも何とも憎いです。