Jun426

永い言い訳のJun426のレビュー・感想・評価

永い言い訳(2016年製作の映画)
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本木演じる主人公の心の成長を周囲の人間、出来事、そして自分自身との対面を通して視ることが出来る。最初のシーンで自分の不幸な境遇を話す場面に象徴されるように、本木は自分中心の考え方から、子供たちと触れ合うことで他人を大切に想う気持ちに気付いていく。本木の小説メモに最後に「人生は、他者である。」と書いたのが印象的。人を愛することこそが生きるということなのだろう。最後に、髪を切った本木の爽やかさ、かっこよさはピカイチ。前進した様子を象徴していた。
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