心に沁みた。
冒頭での幸夫と妻のやりとり。
発する言葉ひとつひとつに愛を感じられず、何て冷たい夫なんだと思った。
その晩妻が亡くなって、
幸夫は今迄の自分と向き合わざるを得なくなる。
妻が亡くなった後、妻と共に亡くなった友人の子どもたちの面倒をみることになる。
子どもたちと触れ合い、子どもたちに必要とされることで、幸夫に変化が芽生える。
「人生は他者だ。」
このシンプルな言葉こそ
この映画で最も伝えたいことなんだろう。
他者と関わることで
愛し愛されることを学ぶ。
より人生を豊かにしてくれる。
自分1人では生きられない。
そう気付いた時には、もう妻はいない。
何だか、
「失ってからじゃ遅いよ、」と言われている気がした。