ドルフィンキック

カンフー・ジャングルのドルフィンキックのレビュー・感想・評価

カンフー・ジャングル(2014年製作の映画)
5.0
レンタルDVDにて、鑑賞しました。
何者かに、武術のチャンピオン達が、自分の得意技で、次から次へと、倒されてしまうお話。

近年のドニー・イェン主演作品では、アクション、ストーリー共に、一番面白かったですね!!!!!

物語面に関しては、サスペンスタッチのミステリアスなストーリー展開に、物語が進みにつれて、グイグイと、作品の世界に、引込まれたし、尚且つ、お話のテンポが良くて、ランニングタイムも、お手頃で、殆ど、ダレ場がなかったので、最後まで、飽きずに、楽しめました♪

アクション面に関しては、見る前は、また、本作も、「SPL~」、「導火線」、「特殊身分」系のMMA(総合格闘技)色の強い作品なのかな?って予想していたのですが、MMA(総合格闘技)アクション以外にも、80年代のカンフー映画ブームの頃のような、一つ、一つの技や動作がリズミカルな昔懐かしい「~拳」的なカンフーアクションがあったり、現代劇にも、関わらず、カンフーポーズや型がビシバシと決まったり、武侠片や古装片ののようなスピーディーなソードアクションあったり、トリッキング(XMA)的なアクロバティックな足技があったり、パルクールまで取り入れられていて、新旧の色々なカンフーアクションが混ざり合った立ち回りになっていたので、大満足でした!!!!!

拳脚アクション、関節技、投げ技が炸裂する、冒頭の刑務所内でのドニー・イェンVS大勢の敵との激しいカンフーバトルから始まり、その後も、ワン・バオチャンVSシー・シンユーの足技対決、ワン・バオチャンVSユー・カンの擒拿術対決、ワン・バオチャンVSルイス・ファンの武器対決、そして、ドニー・イェンVSワン・バオチャンの高速道路上でのラストバトルと、「名勝負」のオンパレードで、とても気分が高揚しました。
(ドニー・イェンの二段蹴りは、惚れ惚れする位に、カッコ良いですね~。)
特に、ドニー・イェンVSワン・バオチャンのラストバトルは、お互いの技や持ち味を全て出し尽くした、全力ファイトでした!!!!!
見ていて、手に汗握るような凄まじいカンフーバトルは、圧巻でした!!!!!

ドニー・イェンのサイドキック、ローリングソバット、ジャンピング・ニーパッドなどの畳み掛けるような多彩な足技、マウントポジションからの高速パンチ(パウンド)、そして、「ワンチャイ・天地大乱」のリー・リンチェイ(現ジェット・リー)VSドニー・イェンを彷彿とさせるような、スピーディー且つ華麗な棍棒を駆使したカンフーバトルも、お見事でした!!!!!

とにかく、ドニー・イェン、ワン・バオチャン共に、身体能力の高さ、カンフーのテクニック、迫真の演技、どれも、素晴らしかったと思います!!!!!

ドニー・イェンには、まだまだ、カンフー映画界を引っ張っていってもらいたいですね。

あと、ヒロインの女優さんも、アクションも、中々、上手かったし、ルックスも、とてもお綺麗な方で、ナイスでした!

それから、エンドロールでの往年の武打星やカンフー映画関係者へのリスペクトにも、グッと来ました。

特に、「ドランクモンキー・酔拳」の赤鼻の師匠のソカシとジャッキー・チェンの姿が映ったときは、古くからのジャッキー・チェンファン&カンフー映画ファンの者としては、ニヤリとしました♪