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ラスト・ウィッチ・ハンターのtheocatsのレビュー・感想・評価

1.0
製作費約90億の豪華セットも俳優陣の魅力は

遡ること数百年前、仕留めきれなかった魔女の親玉が現代に蘇り悪疫をまき散らす悪巧みを「仕留めきれなかった魔女に呪いとして永遠の命を与えらえられてしまった魔女ハンター」が阻止するという物語。

まずセットや特殊効果など結構なお金をかけているであろうことが程なくわかり安っぽさは感じない。
しかし、魔女の親玉が干からびたしわしわ顔で不気味と言えば不気味だが今一つゾクゾクする恐怖が迫ってくるわけではない。

現代設定に切り替わってからの主役が図体のデカいスキンヘッドの男と判明するも、終始低音ボイスで声の抑揚が乏しく表情変化も同様。アクションもいいのか悪いのか何とも言えず、主役としてどうなのかと若干くすぶってくる。

主人公を保護する司祭(ドーランと言うらしい)が退任寸前に殺害されてからの謎解きストーリーは核心が判明するまで時間を引き延ばしているので、オープニングの戦闘シーンから注意していないと筋を見逃してしまうかもしれない。
実はその間延びシーンの空虚さについついこっくり意識を失いそうになってしまったが、ゆえにストーリー評価は渋くなる。(眠くなるというより思考部位でもある前頭葉が暇になり過ぎて血流が停滞する状態)

実は代々のドーランたちが隠し持っていた親玉魔女の生きた心臓を用いついに現代にその魔女が復活してしまうが、いかにして魔女ハンターは戦うのか!?・・・・



結果としての総評は二つ星


・ヒーローもそうだがヒロインも絶対的魅力が弱いのは否めない。

・老いた司祭死亡後に就任した若き司祭が「裏切り臭」を最初からぷんぷん漂わせている。

・明らかに次作につなげるために徹底的な魔女殺害消滅措置を講じず、生温いエンドにしてしまった。

そんなネガ点が気になってしまいました。

後、エンドロールがやたら長く10分弱あるので何かサブストーリー的な映像があるに違いないとじっと見てしまったが、何もなかったのにはじわじわ腹が立ちましたね。まったく・・・・思い返すだけでまた腹が立ってきたので一つ星に変更(笑

062007
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