このレビューはネタバレを含みます
親友を失った男たちの狂気
家庭を顧みず
暴力に躊躇なく
酒と女に酔いしれる
醜いシーンの連続に
終始不快ではあるものの
たしかにここには人生が映っている
関わりたくない人生が映っている
「出会う>>続きを読む
絶望する
この事件を知らなかった自分に
この事件の史実そのものに
いつでもこの事件の
加害者になりかねない自分たちに
「朝鮮人やったら殺してもええんか」
「あなたはまた何もしないつもり?」
少>>続きを読む
感情をありのままに表すのも
役を全うし何かのふりをし続けるのも
どちらも自分の中の自分には違いない
惹かれ合い、罵り合い、
離れては戻りを繰り返す二日半
複雑に絡み合っていたそれぞれの糸が
少しずつ>>続きを読む
映画に取り憑かれた幼少期から
いよいよ映画人として歩み出すまで
続きはこれまでの作品にある
「すべての出来事には意味がある」
大好きな母の許せない瞬間も
大嫌いな同級生が輝いてる瞬間も
映画はその>>続きを読む
みんなとは違うんだという個性と
みんなと変わらないという頭脳を
ぼくたちはいつだってうまく伝えられない
聞く相手もまた
様々な矛盾のもとに暮らしているのだから
「人生は不公平だ」
けれど、
「高>>続きを読む
イメージしていた
クールでスノッブな様子は微塵もない
妥協を惜しまないカールと
文句を垂れながらも
その注文に懸命に応える職人による
泥臭くも美しいものづくりの話
「シャネルは、いつもこうさ」>>続きを読む