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ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償のdepartmanのレビュー・感想・評価

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一度味わった低価格を
一度馴染んだ利便性を
人は捨てることはできない

公開から6年
世界はむしろ悪化しているように思う

「お金は手段」

他のユーザーの感想・評価

ハル

ハルの感想・評価

4.5
観たかった作品の一つを授業で鑑賞。自分も当事者であることを再認識。知ることから始めよう。血でできた服。安いものの裏側。
いきなりは無理だけど、少しずつ…

You Tubeの監督メッセージ、留めておきたい言葉メモ↓
見つめたことのない世界への招待状
議論の幅を広げ、みんなで考えたい
gula

gulaの感想・評価

3.7
安いコストでファストファッションを楽しめるようになって、その裏には闇があるということを耳にしたことがあったけどバングラデシュでの崩壊事故や土壌汚染、カンボジアでのデモに対する過度な圧制、低賃金労働などたくさんの問題を抱えている事実を知り想像を絶するものだったな。印象的だったのは、先進国と新興国の人々の対比。一枚の服を丁寧に大切に着ることを心がけようと思った。
ファッションの楽しさを様々なコストを克服しながら維持する方法はどこにあるのか?ファッション業界に入ることはサプライチェーンの下層にいる人々にしわ寄せを食らわせることと同義になってしまうのか?多くの人がこれらの矛盾を打破する方策を逡巡しているはずだが、未だ抜本的な解決には至っていない。自分はこの悪循環に加担してしまうのだろうか?

https://youtu.be/NHp1ucQvQ9I
aotan

aotanの感想・評価

4.0
私はこれを高校の授業で鑑賞しました。ファストファッションの背景に多くの犠牲があることがわかりました。ファストファッションのあり方について考えさせれたとても意義のある時間でした。もっと多くの人に見てもらうべき作品。
ユ

ユの感想・評価

3.0
2022.11.18

3年振りに鑑賞
この映画の衝撃は何回みても感じる
きのこ

きのこの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ファストファッションが環境まで破壊しているとは知らなくて胸が痛くなった それにモンサントの話まで出てくるとは、、

DVDを買ってまで見ることに躊躇していた自分が恥ずかしい、、、全世界の人が見るべき作品 買ったものをくたびれるまで大切に使いたい自分の信念はやはり正しかった
ninas

ninasの感想・評価

5.0
知りたくなかったけど、知ってよかったと思えた映画です。
色んな人に見て、知ってもらいたい。
2022/10/30

ほんがほんが

頭の整理がおいつかない
志麻凛

志麻凛の感想・評価

3.6
常日頃、「Can Cam」や「an・an」などの雑誌や著名人のインスタグラムなどで盛り上がるファッション業界。東京ガールズコレクションやパリコレと言った、きらびやかに表に出ているものの裏に隠れる、時に痛々しく、時に残酷な現実を映していく、ドキュメンタリー映画。

食事を頂くときに、生き物や自然の恵みに感謝することを教わる機会はこれまで何度かあったけど、衣服に関しては度外視していた私がいます。企業が定める値段では決して収まりきらない、人々の苦労があるんだと痛感しました。少ない賃金で働く人、害虫から繊維の基になる植物を護るために奮闘する人などなど。それだけで、倍以上の値でないと釣り合わないと思います。作中で、買われる欲求を満たすため、と言ってる人がいました。企業を傾かせないようにする為には当たり前のことだけど、前述した人たちを見た後だと、どこか苦しく感じる。

これからの衣生活をおくるにあたって、着れなくなった服はハンドメイドとしてバッグにしたり、ぬいぐるみにしたりして、少しでも愛着を長く伸ばせるようにしていきたい。
ファストファッション業界の問題に焦点を当てた作品は初めて見た。ラナプラザでの崩壊事故や土壌汚染、プノンペンでのデモに対する過度な圧制、低賃金労働など労働環境に焦点を当てながらも、資本主義全体の問題提起をしている。服の消費量が20年前より400%増えていること、そのトレンドの移り変わりが早すぎるせいで人々が裏側を知ろうとしないこと、ピープルツリーという会社に密着しながら業界全体の現状を見ていくことによって、自分が顧客として物を買う時、消費する時にもっと考えるべきだと気付かされた。ファッション業界だけでなく、現在の社会モデルの中では安く売るにあたっての代償となることが多すぎる。
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ハズバンズ(1970年製作の映画)

3.5

親友を失った男たちの狂気

家庭を顧みず
暴力に躊躇なく
酒と女に酔いしれる

醜いシーンの連続に
終始不快ではあるものの
たしかにここには人生が映っている
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.7

絶望する

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いつでもこの事件の
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「朝鮮人やったら殺してもええんか」

「あなたはまた何もしないつもり?」

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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.3

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惹かれ合い、罵り合い、
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複雑に絡み合っていたそれぞれの糸が
少しずつ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.8

映画に取り憑かれた幼少期から
いよいよ映画人として歩み出すまで
続きはこれまでの作品にある

「すべての出来事には意味がある」

大好きな母の許せない瞬間も
大嫌いな同級生が輝いてる瞬間も
映画はその
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アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

3.6

みんなとは違うんだという個性と
みんなと変わらないという頭脳を
ぼくたちはいつだってうまく伝えられない
聞く相手もまた
様々な矛盾のもとに暮らしているのだから

「人生は不公平だ」

けれど、

「高
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サイン・シャネル カール・ラガーフェルドのアトリエ(2006年製作の映画)

4.3

イメージしていた
クールでスノッブな様子は微塵もない

妥協を惜しまないカールと
文句を垂れながらも
その注文に懸命に応える職人による
泥臭くも美しいものづくりの話

「シャネルは、いつもこうさ」
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