約十か国ほどの取材がされているグローバリゼーションにおけるファッション業界の影を写し出すドキュメンタリー。
バングラディッシュの母子家庭の母親は「私たちの血で出来ている服なんて誰にも来てほしくない」と、なみだを噛み殺して訴えていた。
一部の経営者のために、世界は大きく崩れてきているなか、人としてのあり方を大事に、フェアトレードやオーガニックでスマートに抵抗している人たちも出てくる。
ファストファッションによる資本主義によって化学薬品などからの環境汚染、遺伝子組み換え、病気、貧困、自殺にまで及ぶ。
この服のおおもとを想像する。
なんのための産業と発展か、僕らはしっかり選ばなければならい。