もじゃ

13時間 ベンガジの秘密の兵士のもじゃのレビュー・感想・評価

4.0
なんなんだよCIA

2012年9月11日リビアのベンガジ。アメリカ領事館が襲われ、少数の警備兵が守る。乗り切れるか?
実話マイケル・ベイ作品としては地味というかリアル。派手なアクションよりも真実味のある緊張感で戦闘を描く。それでも爆発はあるんだけれども。実話再現モノとしてショックなのはCIAが精鋭の兵士を馬鹿にしてること。こっちは大卒、みたいな。役所仕事のせいで危険が増して命をかけるのが兵士という構図。そして9.11という日が反米勢力には決起の記念日みたいになってるのが恐い。
役者陣、知らない人が多いけど、皆ガチムチ体型のヒゲで見分けが難しい(笑)とりあえずタフさは見た目で伝わる。
作りとして、ベンガジの状況、緊張感が伝わる冒頭に始まる。米国側についてはよくわかるけど、リビア勢の内情は知れない。米国サイドと同じ目線で事件を体験することになる。戦いの映像はリアルで恐い。敢えてスタイリッシュじゃないものを示したマイケル・ベイ。
非正規戦の恐ろしさを知る作品。
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