げんき

ディストラクション・ベイビーズのげんきのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

気の向くまま暴力に明け暮れる泰良。そこに何か目的とか欲望はなく「なんとなく」殴っている。その芯の無さは、理由づけて理解できるものではない。裕也は「一度女を殴ってみたい」という力への憧れがあった。だから気まぐれに生きる泰良のようには生きられず、またそれに振り回されていく。理解しようとした点が間違っている。
那奈もお金がないから万引きしているわけではなさそうだし、彼女も気晴らし(ディストラクション)で動いている人間。

地方の中高生ヤンキー像がもうドンピシャ。

淡々とした暴力描写は遠くから傍観している目線。途中から暴力との距離が近くなる。
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