正直なところこの映画をどう評価していいものか、私にはよくわからないです。主人公の行動は一貫しているように見えます、そこは良い。
映画の内容は、暴力（主に殴り合い）でしかコミュニケーションを撮ることが出来なくなってしまった男の子の物語。勘違いして彼に賛同する者達は、所詮は勘違いなのだからやがて自らの暴力に自滅していく。
メインの役者達の演技は大変よく、そこだけでも見る価値はあるとは思います。
せっかくなら、池松壮亮とのタイマンのシーンも見てみたかったな…。
最近話題の村上虹郎は主人公の弟という重要な役、北村匠海はその友人だけど今回は卑怯者の役でちょい出演。
あと、途中のアーケード街での乱闘シーンでどこかで見たような、と思ったら昔住んでいた地域での全編ロケでした。懐かしい。広島の対岸の地域なので危なそうな人も多い･･･のかも（？）
ps.
私には最後までこの映画での "暴力”の意味を理解できなかったようで、そこが敗因かな。単なるギミックならしょうもないわけですが、そんなことはないでしょうし。
なお、殴りあい（ボクシング）でしかコミュニケーションが出来なくなってしまった若い男の子と女の子の物語に、邦画「ラブファイト」があります。主演は、林遣都＋北乃きい（懐かしい？）。少し似てるかな。ちょっと変った程度の青春ラブストーリー？なので分かり易いお話ですが。
(2018/9 レンタルDVDにて)
