ユウジ

携帯彼女+(プラス)のユウジのネタバレレビュー・内容・結末

携帯彼女+(プラス)(2012年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

今作はアイドル。時期的にもアイドル戦国時代と言われてた程アイドルがバッチバチだった時代かな。
相変わらずのタイトル詐欺だが、かたや家庭教師だったので良い差別化だと思う。
普通に『携帯家庭教師』と『携帯アイドル』で良かった気もする。+の方がシリーズとしてわかりやすいのはあるけど、直接的な方が職業とか関係を虱潰しに設定にできるし、シリーズのボリュームも増やせる。脚本や大人の事情で制作する事自体難しいのは理解しているが、シリーズ通して映画としての質やクオリティ、面白さが右肩上がりになってると思っているので、このチャレンジ精神まだ見たかったなと。

バリ青春。吊り橋効果的でいじめっ子といじめられっ子が付き合うみたいな?疎遠すぎてすごい嫌な気持ちになった。笑
てかホラーどこ〜、ちょいグロではあった。

何気にシリーズ初の男性主人公だね。
『携帯彼女』が彼女の捉え方が湾曲してたからストレートで悪かないんじゃないかな。てかそもそも『携帯彼女』でこういうストーリー想像してたわ。
オタク要素強めでキツイと思う人はいるかも。
死ぬリスクあるのにアプリ利用してるオタ強っ!!!

個人的には過去一番に知ってる役者さんが多かった。
白洲迅さん、志尊淳さん等、名のある役者さんは、下積み時代からセンスというか細かい所作違うんだなってシリーズ通して思いました。
滑舌とか声や表情の使い方とか気になる所ないもんな。(あったとしても圧倒的極少)
三上枝織さんいたなぁ。声優としての三上さんしか知らなかったけど、ちゃんと馴染んでて笑っちゃった。

マジでツジモトさんからの相談くらいまでホラー感ないからそのままアプリゲームみたいなルートいけそう。主人公がアプリにドハマリして、『親愛度0になったらペナルティ』を回避するために色んな人に憑いたアイドルを育成し切磋琢磨する。みたいなあらすじ、ありそう。
ホラーって裏切りが乗っかるから面白いのはありそうだけどね。ホラー物足りなかったけども。

シリーズ通して一番映画映画してた。拭いきれないチープさはやっぱあったけど、でも俳優さん方々の顔ぶれや演技、カメラワークと風景の撮り方が圧倒的にレベルが高かった。形変われば青春映画のような映画でした。

『携帯彼女』を見る為だけに見始めたシリーズだったけど、なんだかんだ最後まで見てしまった。
それってのはやっぱりコンセプトや出演陣に興味を惹かれてたからなのかなって。そういう意味ではいい経験になった…のかもしれない。
ありがとうございました。
ユウジ

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