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俺たち ポップスターのとぽとぽのレビュー・感想・評価

俺たち ポップスター(2016年製作の映画)
4.0
現代のヒップホップ・ユニット版『スパイナルタップ』か(つまり仲間割れからのソロとか泥沼込みのあるある祭り)?!期待以上に最高なコメディだった、皮肉を効かせて際どいネタの中にも随所に知的さの滲み出た新たなる音楽モキュメンタリーの快作&怪作で、このジャンルを更新してみせた!『ブルックリン・ナイン・ナイン』のアンディ・サムバーグが生まれつきのスターを好き勝手やってる風に演じた本作には手加減なく様々な豪華アーティスト達が次々の客演で華を添えていてかなり笑える。現代のポップシーンへの言及が容赦なく歌詞が痛烈、サウンドプロダクションがイケイケでクレイジーすぎる。一歩間違えればただの差別みたいなリスクを背負うことをものともせずノリノリだから映像が綺麗なのも全然無駄じゃない。音楽・ライブシーンや仮想インタビューシーンの奇跡のマッチング。欲張りで内容濃すぎ、けどこのコロコロと様変わりするような飽和状態・過剰演出が本作は何故かこの上なく気持ちよく次々に目まぐるしく笑いを量産する。アメリカらしく大真面目に大ふざけで、何か色んな意味でタイムリーかつとにかく面白い。音楽業界のことから色んな所にぶっ飛ぶ最高に最低なアイデア祭りが光る。明確かつカラフルでポップなスタイルによるスター街道もツラいよ。さよならコナー4リアル、おかえりスタイル・ボーイズ ♪ドンキーロール
Nop Gay!! サァ
出演したセレブ全員は到底挙げられないけど→アッシャー、50セント、リンゴ・スター(!)、サイモン・コーウェル、アダム・ラヴィーン、マライア・キャリー、ジャスティン・ティンバーレイク、ジミー・ファロン、アーケイド・ファイア(!)、ファレル・ウィリアムズ、チャーリー・シーン、スヌープドッグ、マイケル・ボルトン
※『俺たち~』という邦題だけどウィル・フェレルは出ません。ジェイソン・シーゲルに謝れ!笑
We're basically WUTAN CLAN.「3人のトム・ペティでハートブレイカーズだ」
TOMATOMETER78% AUDIENCE64
Popstar: Never Stop Never Stopping updates the rock mockumentary for the 21st century mainstream -- and hits many of its low-hanging targets with side-splitting impact
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