うぉぉ、ものすごい臨場感!!
実際に起こった石油事故が題材ということで、実は序盤では「事故が起こるフラグ」がちょっと露骨すぎ?と嫌気を感じていた。
でも、事故が起こるまでの大企業と現場の対立など、起こるべくして起こった人災の様子に時間を割き、だんだんと丁寧な描写でいいかも、と気持ちが変化してきた。
そして、大火災が発生してからは、息つく暇なしの緊迫の展開。
この事故は人災ではあるが、必要以上に誰かを責め立てる切り口にはしていない。あくまで現場を淡々と描き、それだけでも大いに説得力があった。
同監督の『パトリオット・デイ』を先に観ていたが、妙なメッセージ性がない分、本作の方がシンプルで圧倒されました!