おひるね

レディ・プレイヤー1のおひるねのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.7
なんとなく見に行ったんですがこれが無茶苦茶面白かった…。手の込んだ映像と爽快なアクションシーンなどなど、映画館の大スクリーンで見るべき作品です。
ストーリーは王道で話が良すぎる展開も多少はありますが、それでも2時間があっという間に感じるくらい世界観にのめり込めました。ゲームの世界が舞台になっていますが映画のオマージュやポップカルチャーへの言及も多々含まれ、それを要所要所に少しだけ盛り込むことによって観客を引きつけるのはすごく効果的な技ですね。特に日本のアニメや映画のキャラクターも沢山登場するので、日本人としてはかなり興奮しました!
それからこの映画は現代社会を風刺をしているという点で数多くあるバーチャルワールドを取り扱った映画から一線を画していると思います。ただただ楽しいゲームの世界だけを描くのではなく、廃れた現実の世界や滑稽な現実な人々の姿と照らし合わせてネット社会の問題の重大さを浮き彫りにしていました。
オマージュが多いので全てのネタを完全に理解して楽しむのが難しいというのがネックですが、メッセージ性が強く、テーマもしっかりした作品で親子で楽しめる映画です。これから見る方はキューブリック監督のシャイニングで予習してから見てください。
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